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8. SDカードのHDD化 


EeePCの弱点は記憶容量が少ないこと.AspireOneは全部で120GBとかあるのに,4G-Xや901-XはCドライブが4GBしかない.そこで活用したいのがSDスロット(ZIFとかいう人は勝手にやってくれw).もちろん2基目のSSDを使ってもいいが,もしSSD2にLinuxやMacを入れていたら使えない(or使いづらい).SDHCの最大容量は32GBなので,大容量のものを使えば,一般的なソフト導入/データ保存には十分だろう.
通常通りSDカードを挿せば,データー保存領域として使用できる,よって通常はSDカードをさす,通常の使い方でOK.問題はソフトのインストールなどを行うとき.リムーバブルディスクとして認識されるからだ.
そんなときは,SDカードを外付けHDDとして認識させてしまおう.ソフトのインストールも可能になる.俗に言う(?)SDのHDD化.これは,Hitachiのマイクロドライブのドライバの設定をちょっと書き換えた改変ドライバを導入するだけで出来る.ハードの改造は不要だ.


1.ダウンロードと設定ファイルの書き換え

公式ではドライバは公開されていないので,海外のサイトから入手.AyameNBには改変版を同封しているので↓の導入までとんでOK.
ダウンロードしたら,cfadisk.infを開き,35行目に,EeePC901-Xでは

%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,USBSTOR\DiskSingle__Flash__Reader__USB__Device

という1文を加える.USBSTORとDiskSingleの間に\を入れていない解説もあるが,\を入れるほうがおそらく正しい.これは機種により文字列が変わってくるので注意すること.例えば,
EeePC4G-X:%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,USBSTOR\DiskUSB2.0__CardReader_SD0__0100

を加える.同じように,デバイスのIDを調べれば,USBメモリのHDD化も可能なようだ.


2.ドライバの導入

SDカードを入れた状態で,デバイスマネージャの該当のデバイスで右クリックし,対象となるデバイスの更新を行う.



自動ではインストールしないようにする.



ドライバは検索しないようにする.



ここが重要."ディスク使用"ボタンから,書き換えたドライバを指定する.AyameNBに同封を使うときはC:\_ayame\SD2HDD\cfadisk.infを指定する.



あとは警告を無視して進めるだけ.再起動したら設定が有効になる.

ただし,901-Xでは4GBのC以外に8GBのDがあるので,あまりメリットはないかもしれない.主に前モデルの4G-X(4GBのCのみ)で活用されたテクニックだ.なお,同じ方法で,USBメモリをHDD化も出来る模様.ただし,挿すと出っ張るUSBメモリをHDD化して果たして意味があるのだろうかw?
ほとんど同じ効果の市販ソフトに,f2dというソフトがある.少なくとも個人利用ならこんなソフトを買う必要はない気がするが...